神戸新聞ニュース:但馬/2006.09.06/認知症予防ドリル人気 書き写し、計算…朝来市が販売
http://www.kobe-np.co.jp/chiiki/tj/0000104952.shtml 朝来市が販売している認知症予防のためのドリルの本「脳耕(のうこう)」が人気を集めている。難易度別に三種類あり、市内の老人クラブなどを通して既に三百七十冊が売れた。判断力、注意力、意欲の向上に役だったとの検証結果も出ており、同市は「認知症予防の手段の一つとして、普及に努めたい」としている。(大島光貴)
脳耕は、文学作品の書き写しや音読、足し算やかけ算、引き算を組み合わせた百ます計算、パズル問題などで構成。難易度順に、「種まき編」「水やり編」「収穫編」の三種類があり、それぞれ二カ月完結で作られている。同市が今年四月に各千冊を発行した。
脳耕は、二〇〇三年に、旧朝来町内の医療関係者のグループが発案・制作。〇四年には、同町の住民代表や病院、町関係者らでつくる「認知症予防検討会」が、物部地区で二十三人の高齢者を対象に効果を検証。毎日脳耕に取り組み、定期的に前頭葉検査や認知機能検査、うつの検査を受けたところ、半年後には、過半数の十二人に改善の結果が見られた。特に、判断力、注意力、意欲の向上が際立った、という。
同市高年福祉課は「できるだけ多くの市民に活用してもらい、認知症予防につなげたい」としている。
一冊五百円。購入は、同市内の四十歳以上の人に限る。同課地域包括支援センターや、同市役所の各支所健康課分室、和田山保健センターで取り扱っている。同センターTEL079・672・6124